絵柄解説
古代エジプト神話の「天空の神」ヌト*1と「大地の神」ゲブ*2の夫婦が描かれています。初めこの2神は抱き合っていたが、シュウ*3が2神を引き離してヌトを天上に持ち上げ、ゲブを地上に横たえたといわれ、これが天地を分けたと言われています。墓陵の壁画にはしばしばこの情景を示す絵画が描かれている。ゲブとヌトの父がシュウです。
世界の特徴はすでに完成しているという意味なので現象から進展しにくいとも言えます。新たな環境で活動するなら更なる成功が期待できます。
正位置
成就、完成、優勝、合格、素晴らしい結末、パーフェクト、永遠
総:今までの努力が報われて成功する。愛される。
人:力を合わせて将来の事を計画をする。
金:自分の才能を世界の為に使おう。
恋:交際、結婚の決意をすれば叶う。
このカードは、何事においても調和して整った状態を表すので、正位置で開かれれば、これ以上ない良い結果の到来を意味します。
例えばテストや試験などでは、合格が見えてくるでしょうし、競技などの結果としても、勝利や自己記録の更新など、今までの成果を最大限得られると考えて良いでしょう。
タロットカードの中でも最もパワフルなカードとされるので、人間関係などでも状況が一変する可能性があります。
逆位置
衰退、堕落、中途半端、未完成、低迷、調和の崩壊、均衡が崩れる
総:最後まで諦めないで努力すれば叶う。
人:誠実に話をすることで信頼感を高めよう。
金:マイペースで最後までやり切れば叶う。
恋:積極的に行動すれば出会いが訪れる。
世界のカードの逆位置では、完成できなかったという、未完や未達成の意味が強くなります。
ですから、逆位置といえども、悪い何かが起きるというよりも、中途半端な状態で終わりを迎えてしまい、達成できなかった結果が訪れると解釈します。
それは、もし現在が均衡のとれた調和した状態であれば、その均衡が崩れて不安定な状態になることを、示唆しているといえるでしょう。
ですがそれは同時に、現状に変化が始まったともいえる現象ですから、必ずしも否定的な意味だけを持つものではありません。