絵柄解説
「アテン神に祈りをささげるアメンホテップ4世の家族」の壁画を模して描かれています。存在するだけで光を与える慈愛の神アテン*1はアトゥム*2、ラー*3と共に太陽神の一つです。太陽から無数の腕が伸びています。太陽から無数の光線が手のように伸びてきて恵みを与えてくれるという、日本で言うとこの千手観音的な神様です。
太陽の特徴は病気が回復するカードですが一方で死を表す場合もあります。太陽は肉体と霊体の繋がりを意味しあの世が近づくと言われています。
正位置
成功、誕生、祝福、明るい未来、良い結果、結婚
総:人の為になることで自己実現を果たす。
人:積極的に人と関れば才能が認められる。
金:楽しむ事が才能を発揮する。
恋:相思相愛。プロポーズ吉。
太陽のカードが正位置で開かれれば、日の出から正午に至るような、明るい未来の到来として受け取ります。このカードは誕生や成功を示すカードですが、どちらかといえばそれは、メンタルなフィーリングとしての成功を意味しますから、その結果はあなたの望み次第だといえるでしょう。
皇帝のカードに比べれば、物質的な顕在化は弱いのですが、その反面、充実感や達成感は大きく、1つの目標を達成する喜びを得るカードと捉えます。ひと夏の体験、大吉
逆位置
不調、衰退、暗闇の世界、否定的な現実、離婚
総:過度なアピールは禁物。
人:見栄を張らず、軽率な約束はしないように。
金:上手くいっていても天狗にならない。
恋:調子に乗らずムードを大事に。
太陽のカードが逆位置で開かれると、気力が落ちていく経過をたどることになります。そのため、次第に物事の歯車が、狂いだすかのような感覚を味わったり、急速に体調を崩すかのような、挫折感を味わう可能性があります。この太陽のカードは逆位置で出ても、その意味がメンタルな変化を表すので、現実の急変というより、精神的な衰退と見た方が当てはまります。