絵柄解説
「死者の守護神」アヌビス*1と、「道を切り開く者」の象徴ウプウアウト*2、二基のピラミッドが白と黒の対比を使って描いています。「道を切り開く者」の象徴ウプウアトとアヌビスが対になっていることから道を見失っていると解釈できます。ですがたとえ、今現在は暗闇の中にあったとしても、やがては復活していく可能性が十分に備わっていること、悩み迷うようなことがあったとしても、導いてくれる者が必ず現れるであろうこと、自分と同じような存在を得られれば一対の形でチャンスが与えられる可能性が出て来ること、などを表わしているものと考えられるのです。
月の特徴は近くにあるカードに影響を及ぼします。良いカードと一緒ならポジティブに、悪いカードと一緒ならネガティブな妄想か意味合いに不安定さをもたらせます。
正位置
不安、憂鬱、迷い、現実逃避、将来が見通せない、トラウマの影響、フラッシュバック
総:一人で悩むより誰かにアドバイスをもらおう。
人:冷静になれないようなら誰かに相談する。
金:自己判断は慎重に。客観的な意見を聞く。
恋:夜の出会いは吉。自己判断は失敗するしやすい
月のカードの正位置は、内なる自信や心の強さが、しだいに欠けていくかように力を失っていく様子です。あなたがこれまでに心に押しとどめてきた、不安やトラウマなどのストレスが表面意識に浮上することです。
隠者のカードのように、意識が自分の内側に向かい敏感になります。ですがそれは、自分を整理して自己理解を深める流れには向かわず、地に足がつかないような、憂鬱な気持ちを感じさせることとなるでしょう。特に裏切りやフェイクニュースに注意。凶
逆位置
不安や誤解からの解消、過去からの脱却、好転し始める、問題に光が差す、未来への希望
総:健康診断を受けよう。太陽の光を浴びよう。
人:ネガティブになりがち。建設的な議論をしよう
金:法令遵守。建設的な判断を。
恋:欲求と感情に支配されやすい。急がない。
月のカードが逆位置に開かれると、あなたの心が次第に回復していくことを意味します。
心の回復が始まり、次第に気持ちが安定して、満ちてくることを感じられるでしょう。
ただ正位置、逆位置どちらにせよ、この月のカードはその人のメンタルの変化を表しますから、現実的には何も変わることはなく、気持ちの持ちようだけが、変わると捉えてください。