絵柄解説
フネフェルのパピルス、死者の書に描かれた開口の儀のイラスト。*1。死者が再生復活を遂げるためには一連の儀式すなわち葬祭が必要であり、葬祭の中で最重要の儀式は「開口の儀式」であったとされています。
審判の特徴は重大な覚悟で物事に臨まなければいけません。逆位置は悪い評価がくだされると考えましょう。
正位置
成功、誕生、祝福、明るい現状、復活、発展、目覚め
総:覚悟と決意を持って委ねよう。
人:相手ととことん話し合って絆を深めよう
金:覚悟を持って挑めば問題も解決できる。
恋:自分に自信を持って積極的になれば良い
この審判のカードが正位置で開かれたなら、それは良い結果の訪れを意味します。
これまでの努力や行動が報われて、明るい未来が開けたり、運気が向上していく流れに乗れるでしょう。祝福を意味するカードでもあるので、独力で前進していくというより、結果として良い未来が与えられていると、感じるかもしれません。
ただ注意が必要なことは、どのような問い掛けに対しても、ある種の審判がなされるということです。それはあなたの望みがどうであれ、一定の結末を迎えるという意味でもあります。
君の進む道は、あなたの中にある。小吉
逆位置
不調、衰退、行き詰まり、暗闇の世界、悪い知らせ、否定的な現実
総:どんな困難も受け入れる。諦めも肝心。
人:執着しない。諦めも肝心。
金:気持ちを切り替えて新しい事をしよう。
恋:こだわりは捨て諦めることも大事。
逆位置に開かれると、これまでのストレスや感情的な停滞など、負の要素が明るみに出てきます。今までは隠し通せていたような、不義の行いがあれば、その問題にも一抹の結果が訪れるように、厳しい判定を与えられるでしょう。自分ではコントロールできず、停滞していた問題に、悪い意味での結末が訪れることにはなりますが、それ自体が清算と受け止めて、流れに逆らわなことが肝要です。
