絵柄解説
「天空神」「王権の守護神」ホルス*1が鎮座、その右側にはウジャトの目*2、下にはタマオシコガネ=フンコロガシが描かれています。ウジャトの目はホルスの左目で月の象徴とされ、「全てを見通す知恵」や「癒し・修復・再生」の象徴(シンボル)とされました。右目はラーの目で太陽の象徴。両眼でホルスの目と言われています。王はホルス神の化身と考えられていたので地上の権力、権威を握っている王者の姿として描かれているのでしょう。
正位置
支配、安定、成功、達成、男性的、行動力、強い責任感
皇帝のカードは、権威の象徴ともいえるカードです。ですから、何か占いの結果として出た場合成功や達成など良い結果として解釈します。女帝のカードなら、人からの引き立てによる成功ですが、皇帝のカードは独力で成功を掴みとる意味が強くなります。
逆位置
横暴、勝手、傲慢、独断的、孤高の憂鬱、無責任、疑心暗鬼
皇帝のカードが逆位置で開かれると、孤独なリーダーとしての悪い側面がフォーカスされます。
協調性を欠いた、横暴で身勝手なふるまいをしたり、傲慢になりがちで、周りから敬遠されるようになるのです。