絵柄解説
大いなる母タウエレトに乗っかった鰐の姿のセベクが描かれています。セベクは農耕地の神、豊穣の神として信仰されていたが一方で戦いの神ネイトの息子とされることから力の神、戦いの神の側面も持つ。だが人間に危害を加える鰐なので恐怖の主、怒り狂う者としても知られる。セベクによって行動が制限されてると捉えられるでしょう。
正位置
混乱、制限、奪われた力
総:情報に惑わされず熟慮しよう
金:冷静さが解決に導く
恋:小さな問題も放置せず見逃さないで
1つの問題に躓いているというよりも、四面楚歌のように囲まれて、自由が得られていないことを意味します。
さらには、そんな問題や障害に眼を向けることもできず、ただ自分の殻に閉じこもり、身動きが出来ずにいるのです。
逆位置
忍耐不足、集中力不足、孤立、優柔不断
総:一度決めた事はやり通そう
金:優先順位をつけよう
恋:継続にこだわり過ぎないで
問題が明確になったとしても、その縛られた無力な状況は変わらないために、より感情的な混乱を深めやすいといえます。
周りからの助力や援助が来るわけでもないので、そこから逃げ出したい気持ちに駆られ、時には自暴自棄になってしまうかもしれません。