絵柄解説
三本の剣がホルスの目の中央に突き刺されています。ホルスの目の左目はウアジェトの目、右目はラーの目でミイラを守る護符とも、死者(ミイラ)がこの世(棺の外)を見るための窓とも解釈される。また脳の中心にある「松果体」は第三の目と言われいます。つまり脳に刃物を突き刺されているそんな心境なのです。
正位置
悲観、裏切り、失恋、傷心、失望する、落ち込む、不意打ちされる
総:うまくいかなくてもめげない
金:冷静に対処しよう
恋:誠実に。約束は守る
その解釈には細心の注意を払う必要があります。総じて、悲しみを感じる体験をすると、解釈して良いでしょう。
物事の原因を探るカードとして開かれた時には、過去のショックなどトラウマが、その問題に起因しているとも読み取れます。
なお、このカードはあくまで精神的な側面を表すものなので、必ずしも、現実的な災難が降りかかるというものではありません。
逆位置
交際、信頼、平和、愛、友情、仲が良い、信頼
総:第三者の意見を聞こう
金:誠実に対応
恋:距離を置いたほうが良い
認識できない問題や、傷ついても表現できない心情に陥ると読みとり、心の傷を持て余してしまうと解釈します。
そのため、心にはどこか安定しない困惑や混乱状態が続き、自分の判断や意思に対する疑念が、湧き易いといえるでしょう。