絵柄解説
ナイトは風のエレメントで若者の意味を持ち、ワンドの地のエレメントと掛け合わさり情熱的で判断が早い意味を持ちます。
エジプト新王国第19王朝のファラオ『ラムセスⅡ世(最初の正妃ネフェルタリ)』がウマに引かせた戦車に乗っている壁画が有名ですね。学者の間ではこの時期のウマは神格化されておらず馬は軍用馬だったそうでナイトに位置付いているんでしょうね。
余談ですが、エジプト神話におけるヘリオポリス九柱神セトはロバを化身としています。
正位置
積極性、未知への挑戦、勇敢、出発、行動力
総:正々堂々と向かえば成功する
金:仕事は情熱を持てば人を惹きつける
恋:情熱的な愛情表現で相手の心を掴もう
勇猛果敢に未知なるものへと立ち向かう、そんな熱意を内に秘めていると解釈します。
逆位置
失敗、出足をくじかれる、未知への動揺、無謀な挑戦
総:他者より劣っていても卑怯なことはしない
金:独断より他者の意見を聞き入れて決断を
恋:自分の欲求ばかり押し付けないで
逆位置ではナイトは自信を失い、未知への恐れや不安を感じると解釈できます。新たな取り組みをすぐに諦めたり、挫折するなどの否定的な意味合いも強くなります。