絵柄解説
クイーンは水のエレメントで母性を意味し、ワンドの地のエレメントと掛け合わさり情熱的、リーダーシップの意味を持ちます。女性がエジプトの国花ロータス睡蓮を持っています。描かれています。エジプトにおけるロータスの歴史は古代より太陽が昇ると開花し夕方には閉じるという習性や、中央が放射線状に開くことから古代エジプトの最高神、太陽神の象徴となりました。古代エジプト遺跡の壁画や彫刻にもロータスの髪飾りが描かれ、花束やロータスの香水なども発見されています。
余談ですが、ラムセスⅡ世(最初の正妃ネフェルタリ)のお墓にも青と白の睡蓮が飾れていたそうです。
正位置
活発、情熱、自信、行動力、女性の関与
総:どんな時も夢や希望は失わないで
金:仕事や職場でも女性的な感性を出そう
恋:魅力が高まり恋愛運向上
女性としての地位を確立し、情熱を持って自分の意思を示すという、強い姿勢を意味するとても存在感のあるカードです。また、強い意思を持った女性の関与も意味します。
逆位置
我儘、自分勝手、独善的、強欲、嫉妬
総:我儘な女王様になってはいけません
金:人を育てることを考えて仕事しよう
恋:思い通りにならない。我儘厳禁
ワンドのクイーンのカードは、高いプライドも持ち合わせているので、物事が思い通りにいかないことや、目を背けられることに耐えられません。よって強い情熱のネガティブな側面が強調され、苛立ちを感じることを意味します。