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13.死神

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絵柄解説

冥界の神で死者の守護神、ミイラ作りの神、アヌビス*1が描かれています。アヌビスは死者の眠りとその魂を守る役割を担っています。死者が再び生き返るまで、その未来を守っているのです。アヌビスの色は黒いが、実際にエジプトにいるのはアフリカキンイロオオカミ/アフリカンゴールデンウルフ(Canis anthus)という、明るい色の毛並みを持つ狼である。アヌビスの身体が真っ黒なのは、ミイラづくりの神であることに関係しています。ミイラ製造時には、防腐処理のためにタールを塗りこむため、遺体が真っ黒な状態になるのです。その姿を模倣しているといわれています。また、大地・闇を映した観念的な色だとも考えられています。

正位置

停止、強制終了、清算、別れ、離別、消滅、望まれない結果、ゲームオーバー

死神のカードが正位置で開かれると、それは贖うことのできない強制的な終了を意味します。悪い意味に捉えがちですが一度清算されることにより、停滞していた物事が進み始めるという意味とも捉えられます。終わりに相応わしい、大凶

逆位置

再生、再スタート、新たなスタート、大きな転換点、起死回生、新展開

死神のカードが逆位置で開かれると、カードの意味も死から再生へと転じます。今までの問題が、一度終了して清算されたことにより、これまでにない展開や、可能性が開けていることを表しているのです。

 

 

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