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カップ(聖杯)

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解説

古代エジプトでは杯や器の素材にアラバスターが使われていました。ここで最も頻繁に使われた白色顔料は「白亜」であった。これは白亜紀の甲殻類(こうかくるい)の炭酸カルシウムで、現在では「石灰」と呼ばれている。この頃には「石膏」(硫酸カルシウム)や「ハンタイト」(炭酸カルシウム-マグネシウム)も登場している。天然石膏は塩を含む河川の堆積物から成立し、岩塩と共に産出する。その中でも塊状になっていて、光沢と結晶構造を持つ天然石膏を雪花石膏(アラバスター)と言います。

意味

「カップ」は感情を象徴するスートで、カップ=聖杯のエレメントは水です。感情や共感のシンボルになっています。愛情、感情、友情、友好といったコミュニケーションを現し、健康状態や体調なども表します。ポジティブなエネルギーを持つカードが多いです。心理的な状況や精神面での人や物事との関係のあり方、感情の変化などを表すカードとされています。水がどのような状況で描かれているのかも、リーディングする上で大切な要素です。

カップとは、人間の情動や生命エネルギーをコントロールするという道具の象徴です。そのエネルギーのコントロールの仕方や使い方によって、感情が激しく揺さぶられ動揺することもありますし、感情が穏やかになることもあります。その揺れる様こそが生きていること、生命そのものであると考えられます。

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