十二運とは
その人の性格、雰囲気、生きかた、裏と表がわかるといわれており、その人のエネルギーを数値化してみることもできます。また、十二運はご先祖様のことや、恋愛の傾向なども読み解くことができ、組み合わせ次第で多くの情報を引き出せる興味深い星です。
四柱推命占いの基本は、天干と地支の関係から総合的にみていくので、十二運だけで人の運勢や性格を判断するということはあまりないそうです。それでも、十二運は通変星の補助的な役割としても重要な意味を持つともいわれており、そこまで重要視されていないといわれつつも、総合的に読み解くのに便利な星です。
四柱推命の「十二運(じゅうにうん)」は、基本的には日干からみて判断をするともいわれていますが、四柱推命の命式から読み取れる内容はさまざまです。
十二運は通変星と組み合わせると「社会人としての性格」もわかるとされ、月柱をみると「他人からみた性格」がわかり、年柱と通変星を組み合わせてみると「気がついていない自分」がみえてきたり、命式のどこをみるかで、いろいろな読みかたができます。
十二運だけ取り上げても十分に占えそうですが、この星からそのものを判断することはほとんどありません。十二運からヒントを得て総合的に読み解きますので、知識があれば、命式の理解も深まるかもしれません。
種類
十二運は人の一生になぞらえて12種類で表現されています。「胎」「養」「長生」「沐浴」「冠帯」「建禄」「帝旺」「衰」「病」「死」「墓」「絶」この12種類から成り立っており、受胎して母親の母体で育てられ成長し、社会的な地位を得て引退、老後は病気になり死に至り、埋葬されて土に還る、という人間の一生のサイクルがここで描かれています。
十二運には「養」や「長生」などポジティブな言葉だけでなく、「病」「死」などネガティブを連想させるものもありますが、これらはエネルギーのたとえであり、決して文字どおりの意味を表しているわけではありません。
また、十二運はエネルギーを数値化することもでき、3つの柱の合計から3~36の間で表されます。たとえば「養」のエネルギー値は6、「建禄」は11、「病」は4などです。

「胎」(たい)
胎児。十二運の「胎」は好奇心が旺盛で、まだ力はないですが周囲に守られています。これから生まれてくる子供のように可能性が広がっているので性格も幅広く何でも興味を持ちます。十二運の「胎」は飽きっぽく現状に満足しないので、三日坊主になりがちです。十二運の「胎」のエネルギー数値は3です。
- 多芸多才
- マルチタスク、複数のことを同時進行で遂行できる能力がある
- 周囲の人から可愛がられる
- あれもこれも迷いやすい
- やりたいことは多いが行動が伴わない
- 理想を求めて飽きっぽく現状に満足しない
「養」(よう)
赤ちゃん。十二運の「養」は周りに甘やかされながら養われて、ちやほやされ可愛がられることが多いです。養は自分が何もしなくても周りの人がいつの間にか手伝ってくれたりするラッキーな星です。十二運の「養」は責任転嫁してしまうところがあります。また、十二運の「養」は時間はかかりますが発展していくタイプです。十二運の「養」のエネルギー数値は6です。
- 年上の人から可愛がられる
- 周囲の力を上手く借りながら目標達成できる
- 人見知りで人との壁を感じてしまうことがある
- 後輩の面倒が苦手
- 素直さを大事にして受け取り上手になることを心がける
「長生」(ちょうせい)
子ども。十二運の「長生」は長男・長女によく見られる星で、順応性に優れています。頭の回転が速く、損得勘定で動いてしまうところもあるのが十二運の「長生」の特徴です。長生を持つ人はしっかり者で周囲から信用されやすいです。社会性も高く順応性があります。十二運の「長生」のエネルギー数値は9です。
- 器用でしっかり者、他人から信用され世渡りが上手い
- 順応性もあり、人からも頼られる
- 古着や中古品を買うと運気が低迷する
- おだてに弱い
- 見栄をはりがちなので謙虚さを持つといい
- 数字にも強い
- 頭の回転が速く、損得勘定がある
「沐浴」(もくよく)
思春期。十二運の「沐浴」は束縛を嫌い、自由を求めます。枠にはまらないような環境で生きることを望みます。十二運の「沐浴」は芸術面に優れており、感性が豊かです。沐浴は熱しやすく冷めやすいタイプです。仕事では常に新鮮な環境に身を置き、飽きないうちに素早く仕事を終わらせることが大切です。また、十二運の「沐浴」は恋愛面においてはトラブルが多い星です。十二運の「沐浴」のエネルギー数値は7です。
- 芸術・デザイン・感性の星
- つかみどころがなく行動が読めない
- 不倫したり浮気性の人が多い、あまり結婚願望がない
- 海外と縁がある
- 熱しやすく冷めやすい
- 新しいことを受け入れたり刺激が好きなので変化へ順応性もある
- 飽きっぽく、転職を繰り返すこともある
「冠帯」(かんたい)
青年期。十二運の「冠帯」は成人して一人前になり、輝かしい未来が待っているような、そんな状態を表します。十二運の「冠帯」はチャレンジな生きかたを望むタイプでもあります。女性を対象にして成功しやすい星でもありますが発言が一言多く、相手を傷つけてしまうこともあります。華やかで美的センスに優れているので自然と目立つ星です。十二運の「冠帯」のエネルギー数値は10です。
- 美的センスがある
- 派手な環境や服が好き
- インドアで地味な生活をしていると運気が下がる
- 若いうちは苦労が多く中年以降に成功しやすい
- 女性を対象にしたビジネスをすると成功しやすい
- 発言に一言多く、トラブルを招いてしまう危険性がある
- 持ち上げられると嬉しい、おだてに弱い
「建禄」(けんろく)
壮年期。働き盛りで社会的に認められているイメージです。十二運の「建禄」には家庭的な人が多く、堅実な生活を望みます。また十二運の「建禄」は用心深く、コツコツと努力を重ね経験を積んでいく性質を持っています。争いごとを嫌う温厚な性格ですが命式によっては我が強く出ている人もいてなかなか自分の意見を曲げません。勢いはありますが融通が利かない面もあります。十二運の「建禄」のエネルギー数値は11です。
- 努力家で安定感の星
- バイタリティに溢れ行動力と勢いがある
- 自分がブランド、自分が看板の職人タイプ
- 気分に波がなく、常に努力を惜しまない
- 争いごとを嫌う、仲間とは仲良くしていたい
- 男性は家族思い、女性は良妻賢母
- 認めてもらいたい承認欲求が強いので人の目を気にしやすい
「帝旺」(ていおう)
人生の頂点。出世、繁栄、社会的地位を築くことを意味しています。十二運の「帝旺」は成功者に一番近い星とも言われ、カリスマ性があり、行動力もあります。困難も乗り越えていくタイプです。帝旺を持つ人は、人生の試練が絶えませんが苦労が多ければ多いほど成長する星です。小さい頃から考え方が大人びていて、親や先生から頼られることも多かったでしょう。
子供が帝旺を持っていると親子の関係が逆転しているような家庭になります。命式内に帝旺が入っている人は帝旺持ちの人をパートナーだったり友人を持つといいです。十二運の「帝旺」のエネルギー数値は12です。
- 実力のカリスマ
- 賢くて努力家で成功者に多い星
- 小さいころから発言が大人びている
- わがままで頑固、傲慢さがある
- 傲慢さが出ると孤独になってしまう
- 謙虚さを持つことが大事
- 男性を対象に成功できる星
「衰」(すい)
老人。フレッシュさには欠けますが、貫禄があるので若くても年上に見られがちです。十二運の「衰」は知識や経験が豊富ですが、消極性に欠け、自己アピールがあまり上手ではありません。中心人物のような存在で人に対して発言力があります。仕事では自分はあまり表に出ずに縁の下の力持ちのポジションで活躍するでしょう。慎重な性格で積極性にかける一面もあります。「衰」のエネルギー数値は8です。
- 知識が豊富
- 中心人物、発言に説得力があり鶴の一声を持っている
- 古いもの、伝統的なものが好き
- 引っ込み思案で消極的、恋愛にも奥手
- 人に知識や技術を人に教える仕事が向いている
- 安定志向であまり派手な冒険はしないタイプ
- 慎重派で行動が遅い
- 自己アピールが苦手
「病」(びょう)
病人。まったくの病人でなくとも、ふだんから病気になりやすかったり、病人のような状態のイメージです。休みながら行動をしないと疲れやすいタイプが「病」です。また十二運の「病」は考えごとが多く、空想にふけったり、ロマンチストなタイプで、インドアタイプでもあります。表現者としての才能があります。人見知りしない性格で誰とでも仲良くなります。仲間と夢を語り合うのが好きですが実際には行動力に欠ける面があります。病のエネルギー数値は4です。
- 夢見がち、空想、ロマンチスト
- 夢を語ったり妄想トークが好き
- 表現者の星(ダンス、音楽、話術、ブロガー)
- 人見知りしないので誰とでも仲良くなれる
- 休みながら行動しないと疲れてしまう、休日はボーっとしている
- 自分を表現するような仕事が向いている
「死」(し)
死人。死を意味するわけではありません。精神的に自分を高められるような環境が向いており、あらゆることを客観的に見る力に長けています。十二運の「死」は人の気持ちを察知したり、未来を読み解く力などにも優れています。死は100%誰にでも訪れます。
命式内に死を持っている人は信用性の高いデータや数字など100%に近いモノしか信じません。先見性や直感力で運を開拓します。男性はデータや数字を非常に重視しますが女性はスピリチュアルや占いに興味を持つ傾向があります。十二運の「死」のエネルギー数値は2です。
- 絶対や100%のことしか信じない
- 数字やデータを重視する
- 直感力に優れていて先見性がある
- ゼロから何かを生み出す力が強い
- 占い、宗教、哲学などスピリチュアルが好き
「墓」(はか)
墓入り。先祖供養の星に位置するので、墓参りをすることで運気がアップするともいわれています。保守的な性格で凝り性なため探求することが得意です。またスピリチュアルや占いなどにも興味を持つ人が多いのが十二運の「墓」のタイプです。新しいことを始めたり、行動するときは人と一緒に行動することを好みます。十二運の「墓」のエネルギー数値は5です。
- 探求心が強い
- 強みを生かし一つのことをコツコツ続けるのがいい
- 人と一緒に行動したいタイプ
- 先祖との縁が深く墓参りをすることで開運する。先祖供養の星
- 地味なのでおしゃれや華やかさを意識するといい、美意識を持つ
「絶」(ぜつ)
あの世の魂。無となりゼロから始まるという意味もあり、宇宙に入るイメージを表しています。十二運の「絶」は天才の星でもあり、枠に収まらない環境を求めるタイプです。組織のなかでは協調性に欠けるところがあります。純粋な性格ですが人を簡単に信じてしまうため騙されてしまうこともあります。気分のブレをなくし、毎日コツコツ頑張ることが成功への道です。十二運の「絶」のエネルギー数値は1です。
- 個性のカリスマ、天才の星
- 好きなことに関してはずば抜けた集中力を発揮する
- 毎日コツコツ頑張ると成功しやすい
- 飽きっぽく余計な感情に振り回されやすい
- 人から裏切られたり、苦労をすることが多い
- 自分の世界観を大切にするため組織の中でやっていくのが苦手