絵柄解説
闇と渾沌の象徴たる大蛇アペプ*1が太陽神ラー、*2とエジプト神話における創造神でヘリオポリス九柱神のアトゥム*3の象徴である未去勢の雌猫が闘っているインヘルカウの墓壁画のカードです。棍棒は柵のようで困難への備えや守りを固めることを意味しています。
余談ですが、アトゥムは独力で他の神々を生み出したとして両性具有の神としても知られています。
正位置
慎重、守備的、備える、持久戦、守りを固める
総:直感を生かして行動すれば成功する
金:自分の努力を信じれば成功する
恋:色々な問題を乗り越えて仲が深まる
耐えしのぶような現実の到来を予感させます。また未来を示す位置で、このカードが開かれたなら、いずれ来る困難への備えが必要だといえます。
逆位置
停滞、恐れ、臆病、引きこもる、現実逃避
総:上手くいってる時こそ用心
金:用心深くなり過ぎるとチャンスを逃す
恋:2人の関係はなかなか改善しない
このカードの正位置の意味が、悪い結果へと繋がりやすくなります。精神的に追い詰められるという意味合いが強くなり、周りとの関係を絶って、引き籠りがちになるなど、問題に目を向けなくなったり、避けがちになります。